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ビジネスローンの湊屋商事(ホーム)お役立ちコラムビジネスローンを検討する際に注意するべきこと

2018.12.26

ビジネスローンを検討する際に注意するべきこと

事業用の資金調達のために使用できるビジネスローン。現在、様々な会社からビジネスローンが出ており、各会社によって、審査の基準や金利は異なります。では何を基にビジネスローンを選べばよいのでしょうか。

■ビジネスローンのしくみとは
ビジネスローンとは、法人向け無担保ローンの事を指します。ビジネスローンを使う事が出来るのは、個人事業主(自営業)、法人経営者です。個人事業主のみが使えるもの、法人経営者のみが使えるもの、両者が使えるものとあります。

また特徴としては下記のことが挙げられます。

① 無担保
無担保で借りる事が出来るのが大きな特徴です。そのため、担保が少ない中小企業や個人事業主も利用しやすくなっています

② (第3者)保証人がいらない
原則的に保証人が不要です。ですが、法人の場合には経営者が連帯保証人になる必要がありますので、第3者の保証人が不要ということになります。

③ 即日に借りる事が出来る
担保も保証人も必要ないことから、担保の評価や保証人の調査に時間を要さないため、早くて即日にでも借りる事も出来るようになっています。

④ 事業のためであればどんなことにも使用できる
ビジネスローンですので、もちろんプライベートで使用することはできませんが、事業のためであればどんなことにも使用する事が出来ます。また、借りる際に明確に用途を伝えなくても問題ないので資金調達後、事業のために使用することがぶれなければ何に使っても良いのです。

⑤ 金利が高い
無担保で保証人不要であることから、貸したまま企業が倒産してしまうリスクもあります。ですので金利はどうしても高く設定せざるを得ません。相場で5%~16%ぐらいの幅で設定されていますが、審査結果次第で変わってはくるものの上限に近い金額が適用されるケースがほとんどです。

⑥ 審査が甘い
低金利の銀行ローンと比較すると、金利が高く設定されているため借りるためのハードルが低くなっています。銀行ローンに落ちてしまった場合でも、ビジネスローンであれば利用できるケースがあります。

■どんなデメリットがあるのか
審査が甘く、即日に借りる事もできるビジネスローンですが、もちろんデメリットも存在します。

■ビジネスローンのデメリット
その1 金利が高い
便利な反面、ビジネスローンの金利は高いことがほとんどです。金利が16%前後になることもしばしば。金利が高いからこそ、審査が通りやすかったり、保証人や担保が不要だったりもします。どうしてもの時の短期間での資金繰りに活用はいいですが、金利が高いですので、長いスパンで使用することはオススメできません。

その2 大きな金額を借りることはできない
ビジネスローンの限度額は決して高くはありません。利用するものによっても異なりますが、個人事業主で300万程度、法人で規模にもよりますが最高で300万~1000万程度が限度となります。これは最高額になりますので審査の結果によっては30万や50万、100万という金額になることもあります。ビジネスローンは大きくまとまった資金調達に利用するには向いていないものと言えます。

その3 決算情報で左右されやすい
ビジネスローンを借りるうえでも決算書類は必要となってきますが、売上や営業利益と言った数字がビジネスローンを借りる上では大事になってきます。具体的な利益の数字、返済能力があること見えないと、いくら審査が甘いと言われているビジネスローンでも借りることは難しくなります。

ビジネスローンには金利が高く、限度額が少額といったようなデメリットはあるものの、審査が甘く、即日に借りる事が出来るというメリットもあります。利用する場合は、デメリットを理解したうえで使用するようにしましょう。

■こんな失敗する可能性も
便利なビジネスローンではありますが、借りやすいために失敗も起きやすく、利用に失敗していますと事業の破綻、会社の倒産につながることもあります。
ビジネスローン利用者の中でよくある失敗は利息・利便性によるものです。

その1 利息による失敗
高い金利で成り立っているビジネスローン。金利は徐々に膨らんでくるので早め早めの返済が重要となってきます。事業が忙しくなり、返済を後回しにしていた事で利息が膨らみ、予想していたよりも多くの金額を返済しなければならなくなった場合もあります。高金利のビジネスローンを借りる際には計画的な借り入れと計画的な返済を行わなければなりません。

その2 利便性による失敗
審査が甘く、即日借りる事もできることからとても便利なビジネスローンですが、その便利さのあまり、借り癖がついてしまうケースがあります。気軽に借りることで借入額が上がってしまい、その分多くの利息を払わなければならなくなったケースもあることから、十分に注意が必要です。

借り入れしやすいビジネスローンですが、メリットデメリットは存在します。
メリットデメリットを理解したうえで計画的に利用しましょう。